Adtech Tokyo をレビューする。


9/2、3と日本で初めてのアドテックが開催され、盛況のうちに終わりました。関係者の皆様、お疲れ様でした。特にミスターアドテック武富さん、本当にお疲れ様。みんな武富さんの情熱に感銘して協力しました。私も微力ながらお手伝いできて光栄でした。

さて、多彩なセッションがあり、協賛各社のブースも出てたいへんな活況を呈したアドテックでした。日本での第一回目としては十分及第点だったと思います。セッション内容は次回からもっと良くなるでしょう。パネルディスカッションというわりにはパネリストのプチプレゼンで終わるケースもあって、時間がなくて会場との質疑応答が幾分少なかったかもしれません。しかし、セッション会場だけがアドテックではなく、ここかしこでビジネスのきっかけがあったと思います。あとはもっともっと広告主企業のマーケターや経営者の方が参加されることを期待しています。

広告マーケティングは大変革期をむかえています。従来のいわゆる「広告」の世界はどんどんシュリンクしていきます。一方その周辺では様々なビジネスチャンスがでてきます。現状のビジネスモデル、現状の顧客、現状の営業力、スキルのなかだけで経営を考えていては必ずビジネスは縮小するでしょう。会社はこれが本業だという意識を捨てて、生き残りをかけた闘いに臨まなければなりません。もう競合は業界内ではありません。宣伝部としかインターフェイスできない広告会社では立ち行きません。

こうした意識を確認できたアドテックの2日間だったと思います。