コムスコアのレントラック買収


アドバタイジングウィーク中のできごと。NY時間の火曜日

コムスコアによるレントラック買収が報道されました。

日本語版
http://jp.wsj.com/articles/SB12130066219006584032204581263802760631710

広告業界では、両社の合併は以前から予想されていた。広告世界最大手の英WPPがここ1年ほどでコムスコアとレントラックのかなりの少数株式を取得したことで、合併観測は強まった。WPPのマーティン・ソレルCEOは8月「両社が一つになることを歓迎する」と語った。(日経)

$732MM(約880億円)WSJ
http://www.wsj.com/articles/media-industry-welcomes-comscore-rentrak-deal-1443817114

発表後の水曜日にあった、レントラック、ニールセン、コムスコアが壇上に
広告調査協会(ARF:Advertising Research Foundation.)主催のセッション

アドバタイジングウィークでのビデオ
http://www.advertisingweek.com/replay/#date=2015-09-30~video-id=229~venue=2

ニールセンは今年末に「トータルメジャメント」のプラットフォームを発表するので
レントラックコムスコアの合併前にロンチを強調(2年かけて準備しましたからね)

コムスコア&レントラックも、ニールセンも、
売り先の客って、テレビ局やエージェンシーなんですよね、広告主、、、って雰囲気じゃない。そして売り物は「 viewership of digital and TV content in an apples-to-apples fashion.」 結局目玉の数をプラットフォーム横断で数える事。テレビ局も1指標より2指標あって良いけれど、結局支出が増えるだけですよね。
ちなみにレベニューはニールセンがコムスコア+レントラックの10倍。
Nielsen $6,300MM
Comscore $329MM
Rentrak   $103MM

その意味でも我々は、視聴の質、あるいはインパクトを測る広告主視点であることに意義ある気がします。