とりあえず長い臨時国会が終わるということで、福田総理が記者会見をしていた。ガソリンの暫定税率に関しての記者の質問に、「アメリカはともかく日本のガソリン価格はヨーロッパと比べて、決して高くない。環境対策が叫ばれるなかで、むやみに安価にしてガソリン消費を促すのはどうか」と発言した。
こういう質疑応答での即興的な発言だとしても、この人は思慮が足りない。揮発油税は道路建設の目的税だ。ガソリン価格をむやみに安くしないほうがいいという発想自体はないではないが、だったら徴収した税を環境対策に使えばいい。道路をもっとつくるということはCO2をもっと撒き散らすということだろう。記者も突っ込まなくてだらしがないが、こんなトンチンカンなことをいう人の首相としての寿命は短いんじゃないだろうか。
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