「3つの隠れた潮流」から2つめの視点



 e-マーケターに掲載されたG・ラムジー氏の論文「3 Hidden Trends」から、ふたつ目のテーマについて。


 インターネットがマーケティングのハブになってくることと、メディアプランのメジャーメント(測定指標として)活用できるとしている。

 横山隆治氏の「インターネット広告革命」にも、①ネット広告の表現力革命、②ターゲティング革命、③メディアプランニング革命、の3つの革命的な事象として書かれている。ネットでの指標をもとにネット以外のメディアを含めたトータルのキャンペーンメディアプランニングの効果を把握していくというものだ。
 
 さて、ネットがマーケティングの中核というかハブになるという概念を十分理解できることが、次世代広告マンの大前提だ。現状の総合広告会社の経営陣にはまだこれが理解できないようだ。トータルキャンペーンのひとつにインタラクティブ領域があるという認識しかできない。構造的な問題なのだが・・・。欧米のインタラクティブエージェンシーがコアであるインタラクティブを抑えることで、マスメディアのバイイングも奪取し始めていることを良く考えるべきだ。