「データインテリジェンス」 ---データから読み取るスキル---


アドテクノロジーの有力な領域に、広告効果のトラッキング技術がある。Webではログデータが膨大に出てくる。従来のマス広告を出稿すると、広告主にはデータは一切なく、広告会社が持ってくる。しかしWebマーケティングの時代は全く逆で、広告主がすべてのデータを握る。広告を売った側の広告会社が、「効果はいかがでしたか?」と広告主に聞きにいかなくてはならない。もちろん出てくるデータは単純ではない。ネット広告のクリックベースだけでなく、様々なトラフィックを分析する必要がある。

 さて、私ベムは最近「データインテリジェンス」という言葉にはまっている。云ってみればデータに意味づけするスキルのことだ。
 確かにデータは広告主側にすべてあるが、広告会社はそれに意味づけするサービスを提供できるのではないかと思う。そもそもマス広告では広告会社はデータに意味づけして広告主に持っていった。そして膨大になりすぎて読み取りが困難になるケースがWebマーケティングには格段に多くなるだろうから、データをいただいてきて、「意味づけする」という価値を提供することが必要だ。