獲得ユーザーのクオリティを上げるネットCM


 インターネットCMが過渡期を迎えていることは、このブログでも書いた。インターネットCMの場合、動画コンテンツにCMチャンスを挿入するテレビモデルなので、そもそも即クリックして企業サイトに飛ぶことはあまり想定しにくいが、画面のサイドに掲載される大型バナーなどのCPAが比較的良かったりするようだ。
 しかも、動画広告を見て、かつバナークリックで誘導されてきて獲得できたユーザーのクオリティが比較的良いと聞く。アフィリエイトの場合、ユーザー一人当たりの獲得単価が指標なので、その顧客の客単価やリピート率が良いかどうかまで見ると、費用対効果が本当にいいかどうかは別問題だ。
 比較時短期のROI追及の考え方でも、リッチな表現訴求をして上での獲得がよい場合があるようだ。ブランディングとはマーケティングの時間軸を比較的長期にとった場合のROIの追求と考えていたが、ブランドイメージ資産の蓄積ということだけでなく、短期の獲得施策にも、ブランディング表現を伴う広告訴求は必要ということだろう。これからもっとベンチマークをとっていかないといけない課題だ。