米アマゾン、CPCテキスト広告開始


 アメリカのアマゾンが、「Amazon Products Ads」というクリック課金のテキスト広告を始める。ネットビジネスが総じて、広告収入への期待を再燃させている。
 
 もともとインターネットの最初のビジネスモデルは広告だった。雑誌「Wired」のWebマガジン版「Hot Wired」が記事の中にバナー広告を採用したのが始まりだと云われる。
 その後、多様なビジネスモデルが登場し、特にB to C モデルはロングテイル論が提唱されるように、従来では考えられなかった新しい経済を生み出した。
 しかしネットの普及がひと通り一巡すると、その成長率は当然鈍化する。アマゾンも物理的な販売行為をするより、仲介をして仲介料を販売者から取ったほうが収益性が高いかもしれないと云われる。
 一方、広告は、メディアとしての接触シェア、購買への影響力から見て、まだまだ広告メディアシェアは低く、拡大の余地を残している。様々な業界が実はネットによる広告ビジネスに熱い期待をしている。
 当の広告業界が一番その辺に鈍感なのかもしれない。