懐かしのロックスターを語る  その2 チューブス


 サンフランシスコを拠点に活動していたロックバンド「チューブス」は日本ではほとんど知られていないが、ライブがとことん面白いバンドだった。そのステージは、当時のロックバンドとしては凝りに凝っていて、いろんな仕込みをする連中だった。作りモノの男性器をわざわざつけて、ポロッとしたように見せて会場を騒然とさせたり、チェーンソーを持ち出して暴れまわったりと、オーディエンスを楽しませる演出をロックのライブステージに持ち込んだ最初のバンドだったかも知れない。

 そのライブを収録したライブアルバム「What do you want from life」は、ツインドラムが巧みに交錯して厚みがある上、ステージに熟練したバンドらしいパフォーマンスの情景が目に映るアルバムだったと云える。