3つのメディアと3つのスクリーン


 「マルチメディア2.0」というメディアに対する新しい考え方が、CNETに掲載されている。

http://news.cnet.com/8301-13641_3-10237112-44.html

従来マルチメディアというと、テキスト、音声、画像、動画などのメディア形式を複層的に扱うことを称していた。しかし、メディアの概念を、買うメディア(Paid Media)、自社メディア(Owned Media)、得られるメディア(Earned Media)の3つに分けて考えている。「買うメディア」は広告枠を買うメディアということだろうから従来の広告メディアということになる。「所有するメディア」(Owned Media)は企業にとってWebサイト、モバイルサイトとして保有するメディアということになる。「得られるメディア」(Earned Media)はソーシャルメディアを有効に機能させることを言っている。「得られる」とは信用や評判を得られるということだ。
「買うメディア」と「所有するメディア」が「得られるメディア」を増幅させて、それがまた自社メディア機能をドライブさせるという考え方で、ソーシャルメディアをマーケティング的に強く意識した発想である。
このブログでもSMO(ソーシャルメディアオプティマイゼーション)の5原則を紹介したが、企業の自社メディアのソーシャルメディア対応ももちろんのこと、買うメディアもソーシャルメディアを意識したものにしていく必要性がある。
ソーシャルメディアに持ち出せたり、ソーシャルメディアを持ち込めたりする広告である。その事例はまたの機会に集める。

 そして、3つのメディアの連携と同時に重要な視点が、テレビ画面、PC画面、携帯画面の3つのスクリーンに対応したコンテンツ開発装置の用意である。できればこの3つに対してシングルソースマルチユースで対応したい。

「3つのメディアの連携と3つのスクリーンの連携」これが次世代広告マーケティングの重要な視点である。