クリス・アンダーソンの本「フリー」を監修者であるインフォバーンの小林代表から直接いただいた。実に光栄な話。週末読みます。小林社長有難うございます。
http://www.freemium.jp/
ちなみに、日本放送出版協会が、発売前にオンラインで先着1万名に無料公開。ツイッターのダイレクトメッセージまたは電子メールに閲覧用アドレスを送付してもらえるとのこと。
お話をしていて、興味深いワードとしてCMO(チーフ・メディア・オフィサー)とCCO(チーフ・コミュニティ・オフィサー)という執行責任者概念を教えていただいた。
企業が、自社メディアを保有していく発想は、「3つのメディア」のエントリーでも書いた。企業がメディアマーケティング事業を展開するには、これまた3つの要素があると思っている。まずは、企業内にコンテンツがあること。二つ目にプロのコンテンツ開発者を取り込むこと。三つ目にコミュニティを運営するノウハウを取り込むこと。
この発想にも同意していただいて、かつ上記のメディアオフィサー、コミュニティオフィサーの概念を教えていただいて、いっそう確信を深めた。
企業内にもネットの住人が見たり読んだりして満足できるコンテンツがある。しかし従来のコンテンツの編集技量だけだと社内報どまり。そこにはプロの編集者やプロのコンテンツプロデューサーの技術が必要だ。またそれだけもうまくいかない。ネットにはユーザーを引き付けておくためのコミュニティづくりのノウハウというか、ネットならではのある種のホスピタリティを醸成するスキルが重要だ。
ジョンソン&ジョンソンの「BabyCenter.com」にも、P&Gの「BeingGirl.com」にもそうしたコミュニティ形成力と独特のユーザーへのホスピタリティを感じさせる。
企業が自らメディアマーケティング事業を行なうメリットはたくさんある。ただ今企業内にいる人材だけでは無理だ。メディア側にいる人材に協業してもらったり、ジョインしてもらうことを考えると良い。
またメディア側にいる人も、スキルの発揮場所として企業のメディアマーケティング事業を検討しても良いだろう。なにしろ下手なメディアよりはるかにメディアパワーがある訳だから・・・。
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