2011.07.21 23:54ツィッター騒動なる稚拙さメディアに騒がれだすと、例によってメディアによる「持ち上げておいて、叩き落す」というお決まりの行動様式があり、それが実に現在の日本のメディアと大衆の稚拙な価値観を象徴している。 プライベートな席での発言がすべて公にされ、それでバッシングされてしまうのでは、あまりに原理原則を理屈で判断しての大人の態度とならない稚拙な社会としかいいようがない。 なでしこの選手のプライベートな席での発言を捉えて、オープンに連鎖するツィッターで発信してしまうバカもバカだが、張本人が謝罪するわけでなく、いわば被害者のハタチの女の子がひとりで、メディアの前で謝罪なる対応をするに至って、女子は世界一で、オトコがダメなのが良く分かる。この件は、日本男子がいかに情けないかを象徴的に露呈...
2011.07.17 00:28メディアがつくる「批判する空気」は何を生むのか。 原発対応には特に情報開示の面で決して褒められたものではない政府の対応が続いたことは事実で、適切な批判はそのポイントをしっかり突いて、今後のあり方を是正する方向に向くことに意味がある。 しかし、その他震災対応全般と政府批判、内閣批判、総理批判について言うと、かなりの程度、「批判のための批判」に終始している。個人的に、菅直人総理は、安倍さんや福田さんのように易々と責任を放棄した元首相よりはましだと思う。 メディアは普段は、首相は「将来を見通したグランドデザインを提示すべきだ」といい、今回の「将来は脱原発で」という提言には、「具体策がない」と評する。浜岡原発の停止も、これを「唐突だ」と批判するに至っては、実はそのメディアは原発推進勢力に付いているのではない...
2011.07.02 19:23ソーシャルメディアモニタリングソーシャルメディア空間に書かれたキーワードを追うことで、話題や評判の質や量を把握することが求められるようになってきた。企業にとっては、自社ブランドや競合ブランドに関わるワードを追うことは比較的考えやすい。ただ震災後のマーケティング環境を考えると、それだけ追っていてもいけない。本質的な消費者ニーズや、ライフスタイルの変化を読み取るチャンスがソーシャルメディアにはある。ソーシャルメディアから情報を拾うことで、選挙の得票率もほぼ正確に予測できてしまうくらいだ。ソーシャルメディアモニタリングから価値のある情報を読み出すスキルは、これから育つ。つまり、企業マーケターの力が試される。問題は「どう読み取るか」、また「どう視覚化して意味を感じ取るか」ということになる。...