2007年のUSにおけるIT企業へのM&A取引高


Marketing Charts」というUSのサイトがあります。

マーケティングに関する様々なデータがチャート化されて公開されているだけでなく、いくつかのデータはExcelフォーマットで無料ダウンロードできる、データ好きにはたまらないサイトです。日本にはこのように様々なデータを取りまとめて公開しているようなサイトはなかなかなく、こういった点ひとつ取ってもUSは進んでいるなあとつくづく実感します。

さてその「Marketing Charts」でのデータですが、2007年のUSにおけるオンラインメディア等IT企業へのM&Aの取引高は過去最高の1100億ドル(79%増)に達したようです。
さらに、IT企業の中でも「Database Information Service」、「Education & Profissional Service」、「Consumer Magazine」へのM&A取引高は非常に大きく増加しています。

これが何を示すのか一概には言えませんが、これらのデータを読み解くことによって、2008年の業界動向を予測する上でのヒントになるのかもしれません。

思えば、2007年はGoogleのDoubleClick買収、MicrosoftのaQuantive買収、Yahoo!のRight media買収など、業界を賑わす様々なニュースがありました。2008年は何が起こっていくのか、さらにその先を見据えていくためには、様々な情報に目を光らせておく必要がありそうです。