ADKがWPPと合弁でインドに新会社を設立する。中国はもとより、アジアオセアニア、中東エリアの広告市場は拡大を続けている。
欧米のメガエージェンシー各社は、世界中で事業展開をしているのに対し、日本のサービス業とくに広告会社は、製造業にくらべて実に内弁慶な産業だ。
中国市場に対しても、欧米資本に比べても大成功しているとは云いがたい。ただ中国市場に比べれば、東南アジアなどでは健闘している。その意味でインドは期待できる市場といえる。国内成長がほとんど見込めない日本では、広告マーケティング環境の変化に応じたビジネスモデルの変革に即応すると同時に、アジア市場への参入は、成長戦略に欠かせない。
そのアジアの広告市場だが、世界第二位の日本の広告市場と比べてもエリアで見ると遜色ない規模になっているのが分かるし、その成長率には驚く。
ゼニス・オプティメディアの市場予測データによると
(単位:百万ドル)
◆アジアオセアニア
06年 34,554 million
07年 37,374
08年 40,745
09年 44,210
◆中東
06年 6,297 million
07年 7,542
08年 9,226
09年 11,412
◆中国
06年 16,884 million
07年 19,270
08年 23,260
09年 25,659
◆日本
06年 38,393 million
07年 38,993
08年 39,880
09年 39,967
という数字になる。
日本以外はいずれも10%近い年率成長が予想されている。
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