「ネットユーザーが購買意志決定に影響されるメディア」


 eMarketer.comに面白いデータが公開されていた。日本、米国、英国、ドイツなど各国別に、ネットユーザーが購買意志決定に影響されるメディアのトップスリーに入っている率をメディアごとに出している。
 日本はテレビ、オンライン、新聞、ラジオ、ブログ、モバイルで相対的に高く、雑誌、ビルボード・屋外、劇場、DVD、ビデオゲームで低い。
 オンライン、SNS、ブログ、モバイルを合算した数字だと、日本87%、米国66%、英国61%、ドイツ65%となり、オンライン広告費がテレビ広告をも超えた英国より、この数値が高い。
 前にネットユーザー一人当たりのオンライン広告費を算出したが、トップの英国は日本の2.38倍もある。(米国で1.47倍)、当然オンライン広告はネットユーザーを対象してものであるので、ネットユーザーが購買に影響されているというメディア領域で、対英国で87:61ということであれば、数字上英国よりネットモバイル広告市場のシェアが高くてもいい訳だ。
 何故もっとマーケティングコストにWeb周りに流入しないのか、企業側、サービス提供側にそれぞれ課題がありそうだ。