2.ラストクリックだけでの広告のパフォーマンス評価の効率の減退(獲得効率低下)が起こり、ファーストクリックやポストインプレッションなど間接効果に対する見直しが起きる。
間接効果を測定するには、基本的に第三者配信サーバーの利用が必須である。ただ、日本の広告主はバイイングサイドのサーバーを利用する価値をまだ見出してはいないようだ。残念なことである。たしかに配信コストはかかるが、コスト以上の価値がある。
どうも広告レスポンスデータを複雑にすることが嫌われているようだ。しかしながら最終クリックベースで広告レスポンスをすべて語るのはさすがに無理があるのだ。広告クリエイティブのパフォーマンスも測って広告効果の最適化を目指すためにも、ポストインプレッション効果を含めたトータルな広告効果を測定管理することが求められる。
広告レスポンス効果をクリックベース偏重、広告メニュー選択偏重(クリエイティブパフォーマンス無視)という単純化は必ず行き詰る。
複雑で面倒かもしれないが、本当に事業の最適化を目指すなら、欧米で定着した配信と測定に一定の評価をして、トライすることをお勧めする。しっかりやる企業は必ずやらない競合に差をつける。
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