2008.05.26 21:42新しい世代のコミュニケーション行動 広告という仕事は、「マーケティングとコミュニケーションの重なっている部分」と云える。ところが、重なっている部分だけ理解していればよい訳ではない。 コミュニケーションという領域全体に理解が及んでいないと、新たな重なりが創れない。また広告会社側は、そもそもコミュニケーションに優れた知見をもっているから成立する商売だ。マーケティングの方は、クライアントである広告主企業の方が当然、より理解している。 従来、コミュニケーションというとほぼマス4メディアとこれらに載せるコンテンツのことを語れば済んだ。ところが、ここ10数年で、劇的に特に若い世代のコミュニケーションの有り様は構造的に変わっている。 一回、広告やマーケティングと関連づけないで、現代の新世代のコミュニ...
2008.05.26 00:35EURO2008先日、もうリタイアしている伯母夫婦と久しぶりに会った。伯母は40数年前にオランダ人と結婚して、オランダに住んでいるのだが、早めのリタイアをした旦那さんと結構悠々自適で、世界中を旅行三昧。旅は倹約型だが、とにかく時間がふんだんにあることでいうとたいへん贅沢な旅行をしている。で、久しぶりに会ったデンさん(オランダ人の伯父)との話は、EURO2008で持ちきりになってしまった。ご他聞にもれず、オランダ人なので、サッカーと自転車の話で日が暮れる。 あちこち手をつくしたらしいが、EURO2008のオランダ戦はチケットが手に入らなかったと言っていた。4グループ16カ国で対戦するヨーロッパ選手権は、ある意味で、ワールドカップよりレベルが高い。すべての試合が見逃せない...
2008.05.05 19:592007年アメリカの広告業市場の伸長率アドエイジ誌によると、米国の860社以上のエージェンシーの2007年収入を合計すると、グロスインカムが311億ドルとなり、前年比8.6%増と非常に好調な数字だ。欧米では広告会社の数字はグロスインカムつまり売上総利益で評価される。その合計が3兆円をはるかに超える訳だから、アメリカの市場は大きい。 なかでもデジタルの広告市場が、前年26.8%と伸び率ではダントツの数字だ。広告市場全体におけるシェアも10.8%の33億6000万ドルがデジタル領域になっている。 伸び率では、次いでダイレクトマーケティングの9.5%増、PRの8.5%増、Advertisingの7.5%増、プロモーションの7.3%増、ヘルスケアの5.0%増で、メディアが最も低い2.8%増だ。また...