2009.02.16 18:24広告は内需を掘り起こすもの大幅な景気後退で、広告市場もシュリンクしている。しかし「広告」は国内需要を掘り起こすものであって、これから内需にシフトせざるを得ない日本経済を考えると、「広告の見直し」という考え方がきっと起きる。(起こるはずだ。起こって欲しい。・・・) もちろん広告という狭い領域だけでなく、ビジネスモデル、ビジネスプロセス、マーケティングという全領域に関しての見直しである。 そもそも景気後退以前に構造的に起こっている「購買意欲の減退」は、企業のマーケティング力のなさも一因である。しかし、まだまだ消費のチャンスを作り出す余地はたくさんあるのだが、ここまで景気後退するとなると、消費を奨励する国策も別途必要だ。 広告で食べているメディアも、「金は天下の回り物」なのだから...
2009.02.16 01:55ネット広告とユーザーベネフィット先日、JIAAで「行動ターゲティング広告フォーラム」が開催された。そこで改めて、ネット広告とユーザー利益に関して考える機会を得た。行動ターゲティングに関しては、配信される広告が限定されるのではないかとか、行動履歴を使うことへの抵抗感が話題になる。しかしそもそものネット広告の存在は、ほとんどのWebサイトメディアの収入源であって、ネットユーザーがこうしたコンテンツやツールとしての機能を享受できるのは広告による収入が事業者にあるからである。また、今この情報大爆発のなかで、本当に消費情報が適切に送られているかというと、難しい環境になっていると思われる。行動ターゲティングはある意味、リスティング広告の延長のようなもので、検索結果画面という限定された広告チャンス...
2009.02.08 21:41バイイングサイドサーバーと呼ぼう。このブログでも第三者配信サーバーのことを以前書いた。日本ではこれが普及しないために、ネット広告のパフォーマンスの一部しか評価されていないことにも触れた。第三者サーバーと呼ぶのは、メディアでも広告主でもない第三者が配信サーバーを提供するのでそう呼ばれる訳だが、技術を提供するのは確かにサードパーティのプレイヤーなのだが、この配信サーバーは何を隠そう「広告主」を代理している。日本語では「第三者配信」というのが定番だが、欧米では「Buying side server」という方がとおりがいい。広告を買う側が、キャンペーン単位で広告画像配信を自身でコントロールするのが目的だ。ということで、広告主の皆さんは是非、バイイングサイドサーバーの日本での普及にご協力を願えれ...