2008.09.27 20:43送り手発想と受け手発想のギャップを埋める。 先日、G社のT氏と食事しながら、次世代の広告コミュニケーション開発の方向を議論していたときに、T氏が云った「送り手発想と受け手発想のギャップを埋める。」というコンセプトに強く同意した。 従来の広告コミュニケーション開発の基本は、テレビCMのしかも15秒を前提にしたもので、商品のレギュレーション(規格)からそのUSP(ユニークセリングプロポジション)、商品ベネフィット、そしてそのエッセンスとメッセージを尖らせていく手法だ。「そうしないと刺さらない。」「他のノイズに埋もれてしまう。」という考え方。やはりアテンションを獲得することが一義的なクリエイティブである。 一方、WebマーケティングやSEMの世界では方向は180度違う。ユーザーのインタレストに対して...
2008.09.27 20:41マスメディアのジャーナリスト人材不足テレビの報道番組のMC人材の枯渇が顕著だ。古館伊知郎氏が報道ステーションのMCになってずいぶん久しいが、未だ彼には荷が重い。単調でエキセントリックな反応ばかりで、知的な深みがまるでない。同じテレ朝でいうと、田原総一郎氏はもうあまりに歳をとりすぎていて、手に負えない偏屈爺になってしまった。さすがにもう彼は引退したほうがいいのだが、後継者がいない。TBSも筑紫哲也氏の降板後彼に匹敵する力量のあるは全くでてこない。ニュース23の場合筑紫哲也の復帰前提だからだろうか。同じくTBSではサンデーモーニングが未だにタレント司会者でしか視聴率がとれない。関口宏は、栃木での少女殺害事件を、「そんな事件がありましたっけ?」と発言したことがあり、報道番組のMCとしての最低限...
2008.09.23 01:16SEMはブランドコミュニケーション開発に寄与するか。リスティング広告を中心にSEM領域は今のところダイレクトマーケターの主要なマーケティング手法である。パフォーマンス管理がしやすいし、何よりダイレクトな効果がある。通常、SEMに関わる作業というと、キーワードの抽出と、ワードに応じたテキスト広告文の開発、ワード別のパフォーマンス管理となって、常に検索結果ほかに表示される広告文からのクリックによって誘導された見込み客を扱っている。 さて、ネット広告でのパフォーマンス管理は、CPAをもって測る場合、常にアクイジションに結びついた最終誘導にのみ焦点を当てている。これに対して、ATLAS institute.では、アクションに至った直前の広告レスポンスだけでなく、それ以前の広告接触を把握して、その効果も分析する一...
2008.09.05 02:15AdTech東京開催にむけて 先日、ADTechを主催するDMG world media社のアジアチームのメンバーとお会いすることができた。 DMGの親会社の英国デイリーメール&ジェネラルトラストは、日本でいえば朝日新聞みたいな100年以上の歴史のあるパブリッシャーだそうだ。 来年の9月に待望のAdTechが東京に来る。 このAdTechを日本に招聘できたのも、オリコムの武富局長の熱意の賜物と云える。 すでに11年目を迎えるAdTechだが、欧米はもちろん、アジアパシフィックでは上海、北京、シンガポール、シドニーと 開催されていながら、広告市場世界第二位の日本がずっとパッシングされてきた。 これを、武富さんのコネクションで引っ張ってこられた。業界として氏のご努力に敬意と謝意を表す...