2015.11.25 22:36TVCMの到達指標の方をGRPじゃなくてインプレッション数にした理由(わけ)今朝、デジタルインテリジェンスから『CMARC』(TVCMアクチャル到達補完型デジタル広告配信)をリリースしました。http://markezine.jp/article/detail/23501このなかで、弊社の基本的な考え方として、TVCMの到達をインプレッション数(TVCMの表示回数)で指標化することを提案しています。従来も、e-GRPだのV-GRPだのと、ネット広告の方をTVCMの指標であるGRPモデルにしようという努力がなされましたが、成功しているようには思えません。そもそも無理があるのです。ベムは、広告代理店の時代にTVスポットや番組販売をものすご~く作業してきました。まあ、ローカル局も多かったとはいえ、おそらく少なくとも総計で数10万GR...
2015.11.21 23:59「山を盛るより谷を埋めよ」 ~「新世代デジタルマーケティング」にはこんなこと書いてますシリーズ その2~ ~コミュニケーションブランクをつくるリスク~「新世代デジタルマーケティング」にはこんなこと書いてますシリーズ その2 です。キャンペーン型の広告展開について、最近広告主の間で問題視されていることがある。それは、キャンペーンでTVCMなどを使って「盛り上げる」のだが、「キャンペーンが終わるとすぐに効果が減衰して、元に戻ってしまう」ということだ。
2015.11.19 23:51ベムのトークセッション第3段マーケティングのデジタル化で、事業者によってのマーケティングの再定義が必要なように、マーケティング支援産業でも特に人のスキルの再編成が必要です。ネット領域に閉じたスキルが通じなくなるのは時間の問題で、マーケティング支援とは全体像としてどうなっていて、デジタル化でどうなるか・・・。これを踏まえた上で、キャリアを設計することが大事になっています。第1回、第2回とセッションはたいへん熱を帯びてきております。第2回参加者はみなさんセッションが終わってからみんなで呑みに行ったみたいですね。wそういう社外ネットワークができて情報交換するのもいいかもしれないです。次回 は 11/30 18:30~ です。 是非ご応募ください。http://eventregist...
2015.11.19 19:55「予算がプランを決める」からの脱却を「新世代デジタルマーケティング」にはこんなこと書いてますシリーズ (その1) です。 アロケーションというキーワードはここ数年で、広告やマーケティング業界で定着した感がある。「割り当て」ということだから、ほぼ予算配分ということになるのだろう。 広告の世界では、「予算がプランを決める」という性格が強く、例えば「2億くらいないとテレビ出来ないよね」とか、いずれにしても大きなコストがかかるテレビをやるかどうかからスタートしてプランニングされているのは事実だろう。ある種の「お買い物ゲーム」である。(昔「がっちり買いましょう!」という番組があって、大物を買ってから数字合わせのための商品があったのを憶えている。) その発想に引きづられると、「ではオンライン広告はテ...
2015.11.15 22:43VICEが発表した「TVにネイティブアド」は本当にすごいのかDIGDAY JAPAN を読む機会が多い。なかでも、最近ではこの記事に注目した。DIGIDAY Japanネイティブアドを行う、初のテレビ局「VICELAND」誕生:Webのビジネスモデルは通用するのか?http://digiday.jp/publishers/vice-coming-to-tv/これを読んでもらった上での解説エントリーだ。身近なたとえ話を考えて見よう。テレビ東京が「ガイアの夜明け」をブランデットコンテンツと定め、スタートアップの企業達にフォーカスした紹介番組にシフトさせ、中国Youkuと放映パートナーシップを結んだとしよう。これでテレビ(局)のネイティブアド事業の出来上がりだ。今後はフジテレビでも日テレでも、ブランデットコンテンツを...
2015.11.06 17:27最適な「拡張のロジック」はブランドごとに違うDMPは潜在層から効果的なターゲットセグメントをつくるものである。CRM領域だけやるならリコメンドエンジンに毛が生えた奴で十分だ。なぜDMPを採用するかと言えば、顧客したユーザーから、顧客化する可能性の高いまだ潜在層をターゲティングするためである。メーカーでECサイトでもリアルチャネルと同じ商品を売っているのなら、そこで顧客化したユーザーを分析・拡張して、まだ顕在化していないか、顕在化を把握できていないターゲットに適切なコミュニケーションが出来るようにするのがDMPの最大の目的と言っていい。おそらくリアルチャネルでの販売量がほとんどであろうから・・・。 そこで重要なのは、今通常行われている汎用拡張ロジックは、あまり効果が出ないということだ。クルマにはク...
2015.11.03 21:59世帯視聴率だけを求めるから本当に欲しい視聴者が離れる 個人視聴率の中でもっとも世帯視聴率に連動しているのが、F3の個人視聴率だ。世帯視聴率をリードして形成しているのはF3層と言っていい。だから世帯視聴率をあげるためには高齢層の特に女性が観る番組をつくればよい。もう若者向けをつくってもろくに観てくれない。そもそも商売は世帯視聴率でやってる。だから「29年ぶりの男女7人」とか、即、世帯視聴率が取れそうな(誰が観るか最初から分かる)企画に終始する。そしてどうなるか・・・。 そもそも人口動態を見ると、こんなにも高齢化してるんだから、もうテレビのせいじゃないかも・・・。例えば、若年層をティーンと20代までと定義すると、関東地区だけ見ても、男女を分けるとそれぞれの人口比は10%を切る。若年層の個人視聴率は低いから、...